今月8月の誕生石は、ペリドット、サードオニキス、スピネルです。
今回は、この3種類の宝石をご紹介します。
【ペリドット】
和名 かんらん石(かんらんとはオリーブのことで、鉱物名は、オリビンとよびこちらもオリーブから来ています。
硬度 6.5
産地 エジプト、中国、ミャンマー、ブラジル、アメリカ、オーストラリア、南アフリカなど
石言葉 友愛、夫婦の和合
ペリドットのこの緑色は、鉄分の働きによって、現れています。 夜の人工光で、ひときわ輝くことから、別名イブニングエメラルドとも呼ばれます。
ペリドットと人の関わりは、古く旧約聖書にも出てくる宝石で、紅海のセントジョン島で3500年以上前に発掘されており、十字軍によってセントジョン島からヨーロッパにもたらされました。 この島では、3500年にわたって採掘が続けられており、世界最大のペリドットもこの島で見つかりました。現在ワシントンのスミソニアン博物館に収蔵されているそうです。
古代エジプトにおいて国家の象徴である太陽神ラーに見立て「太陽の石」として崇拝され、ファラオ(王)の王冠を飾っていたそうです。「太陽が爆発して飛んで来た石」と考えられており、古代人が知っていてこう呼んだわけではないのでしようが、なんと実際隕石の中に稀にペリドットが含んでいることがあるそうです。これは、高温高圧の地球奥底で、ちょうど隕石と同じような環境で育まれるからかもしれません。 太陽の石といわれるだけあって、ネガティブな気持ちや不安な気持ちを追い払い人生を明るく照らしてくれます。
また、賢い智恵と分別をもたらし、人間関係や夫婦仲も円満に導いてくれます。
【サードオニキス】
和名 赤縞めのう
硬度 7
産地 ミャンマー、スリランカ、ナイジェリア
石言葉 夫婦の和合
サードオニキスは、数多い「めのう」の一種で、そのなかで赤と白の縞目模様を持つ石のことを言います。オニキスとはギリシャ語で指の爪を意味しますが、その縞模様が、ピンクと半円形の白の部分でできた人の爪に似ているところから、このように呼ばれるようになったとされています。
ヨハネの黙示録でも、宝石のひとつとして城門を飾り、ローマ時代にはカメオや印章に細工され珍重されてきました。 恋人や夫婦などにパートナーシップの安定をもたらし、友情を引き寄せるといわれています。 また、内面から若さと美しさを引き出してくれるそうです。
【スピネル】
和名 尖晶石
硬度 7.5~8
産地 スリランカ、ミャンマー、タンザニア等
石言葉 情熱、成功、希望
スピネルは、八面体の結晶で産出されることがあり、これが小さなトゲを思わせるところからラテン語のトゲを意味するスピナからスピネルと呼ばれるようになりました。
紀元前100年頃には、宝石として使われていたようでアフガニスタンの仏教寺院から発見されています。
スピネルは、カラーバリエーションが豊富でレッド、ピンク、オレンジ、ブルーなど様々な色があり、特に人気の高いのは、レッドスピネルです。
このレッドスピネルは、18世紀ころまでルビーと見分けるのが難しく、ルビーと間違われることが多かったようで、大英帝国王冠に飾られている有名な「黒太子のルビー」は、140カラットの巨大なレッドスピネルです。
希少価値が高く上質なものは、ルビーと肩を並べるかそれ以上の価値がある美しい宝石です。
情熱の石といわれ強いエネルギーであなたの人生をサポートしてくれます。