言葉と言葉とをつがう記号「&(アンパサンド)」。「&」自身もまた、ラテン語の「e」と「t」を結んでできた合字で、その歴史は20世紀以上もの遥か昔にまで遡ります。「&」は永い永い時を越えて、星の数ほどの「ふたつ」を「ひとつ」に結んできました。言葉と言葉をむすぶ、それは心と心を結び、人と人とをむすんできた歴史。今となってはもう、もともとは別々の存在だったなどと想像すらし得ない「&」。それはまさに「夫婦」そのもので、ひとつに結ばれてからの永遠のような永い時を経た今こそ、象徴を越え、精神のように「愛のあるべき姿」を示してくれているかのようです。

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